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水石用語集

※この用語集は『趣味の水石入門』村田圭司著・昭和56年・樹石社刊の「水石用語辞典」を元に一部変更して掲載しています。

茅舎 くずや

水石の形の一態。風情にとむ四阿、あるいは古びた草庵、わびしい農家などのさまを連想させる形をいう。いわば、日本の伝統と風土が生んだ独得の好みのものである。

クツ くつ

古谷石系の土中石につかわれる言葉で、底部についている硬い部分をさす。多くの場合、上部の山景よりもやや広いので、恰も、クツをはいたように見える。古谷石の本体は珪質石灰岩だが、クツの部分は生成のさい、これをとりまいていた粘板岩もしくは泥板岩だといわれている。なお、古谷石の場合はとくにこの「クツ」を大切にしている。

黒石 くろいし

黒い色合いをもった石のことだが、水石の場合は、黒曜石のようにキラキラした黒よりも、神居古潭石や那智黒石のような、深い地色をもったものの方が好まれている。なお、とくに好ましいものは「真黒石(まぐろいし)」と呼ばれている。