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水石用語集

※この用語集は『趣味の水石入門』村田圭司著・昭和56年・樹石社刊の「水石用語辞典」を元に一部変更して掲載しています。

硬度 こうど

普通、硬度というと、モース硬度計により、ダイヤモンド10度を最高に滑石1度にいたるまでの鉱物の硬さの別と系列とをいっている。具体的にあげると、次の通りである。
 ダイヤモンド10度(最高硬度)
 鋼玉 9度(ガラスが切れる)
 トパーズ 8度(やすりにかからない)
 水晶 7度(やすりで傷がつく)
 正長石 6度(やすりにかかる)
 燐灰石 5度(窓ガラスと同じ)
 蛍石 4度(小刀であとがつく)
 方解石 3度(小刀で傷がつく)
 石膏 2度(爪でかすかに傷がつく)
 滑石 1度(爪で容易にこわれる)
ただ、水石の母体である岩石は、多くの鉱物の集合体で、不均質なので、前記の硬度の基準をそのまま通用させるのは困難である。なお、ごく一般論からいえば、水石の場合は、勿論、軟いよりも硬い方がよいわけだが、ただ硬いばかりがよいのではなく、形の出来やすい条件から見ても、硬度4ぐらいから7度程度までのものがよい、といえる。

五条件 ごじょうけん

水石美を構成する五つの条件として、形、質、色、肌、雅趣があげられている。形と質と色とは従来から三要素としてつたえられてきたが、これに肌と雅趣とが加えられた。肌とは石の面に大自然が無心にきざみこんだ芸の味わいであり、雅趣とは筆舌にはつくしがたい気品と風韻とでもいうべきだろうか。

ゴロタ石 ごろたいし

なんの形もない石のことで、ただ、ころがしておくより仕方のないもの。水石の場合、駄石を批評するとき、よく、ゴロタ石とか、クリ石などという。

孤峰石 こほういし

山形のなかで、いわゆるコニーデ形に孤立したかたちのものをさす。実景でいえば富士山や浅間山などだが、水石の場合は正三角形にちかい形での名石は比較的少ない。

古色 こしょく

石肌に古くもちこんだ味わいのでている状態をいう。

ころび ころび

一個で山より転石のまま川流れしてきた自然石をいう。欠けたり、割れたりしないで、完全に一個の状態でのものが賞されている。